開業後の獣医師の平均年収について

2018年7月25日 (水)

カテゴリー : 

 

開業後の獣医の平均年収について

 

 

 

執筆者:株式会社船井総合研究所

動物病院ユニット

村田 悠一

 

 

本日は、開業医が実際どのくらい稼いでいるのかをお伝えいたします。

今回のこの内容は、動物病院の開業を検討されている獣医師の先生を対象としておりますので、開業を考えられている院長先生や、代診の先生はご参考にしていただければと思います。

 

開業する前に知っておきたい動物病院業界の市場規模について

 

 

 

 

 

獣医の平均年収を見る際、大切なん考え方として今の年収とこれから10年後で平均年収がどのくらい変わるのかが重要です。

 

そうでないと、銀行など金融機関から融資をしてもらっても、返済するのに期間を要してしまいます。

 

では、ここから動物病院の施設数の推移や業界の全体像を振り返ります。

 

こちらのグラフをご確認ください。

 

 

こちらは、動物病院の施設数をグラフ化している表になります。

この表からわかることとして、大きく2つございます。

 

  1. 動物病院の施設数は毎年増えている
  2. 動物病院の純増数も毎年増えている

 

 

動物病院の数は毎年増えており、今後も増加傾向が強いです。

 

犬や猫の飼育頭数は大きな流れとして、減少傾向にもかかわらず、動物病院の施設数は年々増えているのが現状です。

 

その結果として、動物病院の市場規模は下記のようになっております。

 

動物病院の市場規模の推移

 

 

 

 

動物病院の市場規模のグラフを下記に掲載しておきます。

 

 

 

 

 

下記グラフをご覧ただけるとわかると思いますが、動物病院業界全体としては、市場規模が増加傾向にあります。

 

では、なぜ動物病院業界の市場規模が増えているのかを分析していきます。

 

下記グラフをご確認ください。

こちらは、ペットフード協会が毎年算出している犬と猫の飼育率や飼育頭数のデータをもとにお伝えいたします。

 

 

 

こちらのグラフからわかることととして、犬や猫の飼育頭数は減少傾向にあるということが言えます。すなわち、獣医師の先生方が動物病院を開業するにあたって現在の獣医師の先生方の返金年収とこれからの平均年収は異なる可能性があるということになります。

 

その理由としては、日本が高齢化社会になる中で、犬や猫の飼育頭数が今後減少傾向にあるためです。

 

上記の内容は大きく動物病院を取り巻く環境についての情報でした。そして、これからは、現時点での動物病院の開業後の獣医師の平均年収と今後年収の傾向についてお伝えいたします。

 

 

 

開業後の動物病院の今の年収と今後の年収について

 

 

 

 

これからは開業後の動物病院の平均年収について、いま時点での平均年収と今後の流れをお伝えいたします。

 

まず、現時点での平均年収ですが、

開業後1年で売上が5000万円を超えるのは、ほとんど例がありません。

 

 

おそらく全体の数%になります。

他の動物病院は平均年間売上(年商)でも3000万円です。

 

また、個人事業主の場合、経営者である院長先生の給与はもらっても売上の3割で平均は2割強です。

 

すなわち、獣医師の先生で怪魚を検討されている動物病院様に言いたいこととして

開業後の平均年収は、相場として600~800万円です。

 

そして、融資の借入金も返済して、病院の経営も安定してくると、獣医師の先生の年収は、1000万円を超えます。

 

その後も売上に対して平均2割強が院長先生の年収となりますので、売上を伸ばすと結果として、院長先生の給与も増えることとなります。

 

勤務医として、年収が600万円以上すでにいただいている獣医師の先生で開業する場合は、開業する目的を明確にしていただいた方が今後の自分の給与も増える可能性があります。

 

ちなみに、今後経営者になる獣医師の先生に向けて動物病院の経営指標もお伝えいたします。

 

開業するなら知っていて当たり前?動物病院の経営指標

 

(動物病院の経営指標について詳しく解説している記事はこちらになります。)

↓↓

動物病院の経営指標について

皆様の動物病院の対前年売上高比率や損益分岐点比率、人件費などを同業種の平均値と比較することは大切です。特に黒字経営をしている動物病院の経営指標を知っておくのが、今後の経営を左右します。

 

もし業界の平均値より低いようであれば、経営の中身に何らかの問題がある可能性があります。黒字経営の出来ている動物病院の指標の比率に近づけるようにしてただければと思います。

 

動物病院の場合には、中小企業リサーチセンターが公表している「小企業の経営指標」や、TKCの発表する「TKC経営指標」などに記載されている「獣医業」の項目が同業種の平均値を示すデータとして参考になります。

 

ちなみに「TKC経営指標」の最新データでは、TKCに情報を公開している黒字経営をしている動物病院の平成29年10月決算~平成29年12月決算の対前年売上高比率や損益分岐点比率などが以下のように示されています。

 

 

黒字動物病院数      131件

黒字企業割合       69.7%

平均売上高        91,487千円(月)

対前年売上高比率     104・7%

損益分岐点比率      89・1%

従事員一人あたり売上高  969千円(月)

従事員一人あたり限界利益 745千円(月)

従事員一人あたり人件費  43万5000円(月)

平均従業員数       7.9人

 

 

 

 

「出展:TKC最新情報(平成29年)」

http://www.tkc.co.jp/bast/disp_bast.asp?param=site:zenkokukai,gyosyu:service

 

 

 

これらの数字を手がかりにすると、たとえば自分の動物病院の対前年売上高比率が業界平均の104・7%を下回るようであれば、成長性に課題があるといえ、何らかの策を早急に講じる必要があるといえます。

 

以上が開業後の獣医師の年収と、開業時に必要な動物病院の経営に関する知識でした。

皆様の動物病院がますます発展することを祈念しております。

 

 

 

 

 

 

<あなたにオススメの関連内容について>

 

 

 

 

 

 

その他関連するブログ内容も掲載しておきます。

気になる記事があれば、クリックしてください。

< 船井総研 動物病院ユニットのサービス紹介 >

 

 

 

コンサルタントに無料経営相談

 

 

最新ノウハウ満載の無料メールマガジン

 

 

船井総研の動物病院専門 経営セミナーのご紹介

 

 

船井総研の動物病院ユニットのコンサルティングサービスのご紹介

 

 

動物病院の院長先生が3ヶ月に1回集まる経営勉強会

 

 

コンサルタント紹介

 

 

< よく読まれている動物病院の院長先生向け 経営レポート >

 

 

 

動物病院業界の現状について

 

 

[動物病院版]合同説明会に向け準備すべきこと

 

 

動物病院の売上アップの考え方について

 

 

[東京都編] 動物病院の数(施設数)の推移【最新版】

 

 

動物病院 経営コンサルタントの種類と選び方

 

 

動物病院の売上に関する全ての情報

 

 

獣医師が内視鏡設備を有効活用するためのノウハウ

 

 

動物病院業界の業界動向・市場規模について

 

 


経営相談はこちら CONTACT

0120-958-270

お問い合わせ