動物病院 経営コンサルタントの種類と選び方

2018年7月19日 (木)

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動物病院 経営コンサルタントの選び方

 

 

 

執筆者:株式会社船井総合研究所

動物病院ユニット

村田 悠一

 

 

動物病院でコンサルタントを検討される際、色々な判断指標があります。

獣医業界では、昔コンサルタントと名乗る様々な業者がいたという話も聞きます。

 

そのため、今回は色々な種類ごとのコンサルタントの選び方を解説します。

 

コンサルタントとは

 

まず大前提として、コンサルタントは無資格者です。

そのため、誰でも名乗ることができます。そういった背景があるため、コンサルタントへの依頼を検討される際も、しっかり判断をして選んでください。

 

コンサルタントとは、大きく分けると4つに分類することができます。

 

  • マーケティングコンサルタント
  • 人事系コンサルタント
  • 業務マネジメント系コンサルタント
  • 財務コンサルタント

 

それでは一つずつどういった種類のコンサルタントなのか解説していきます。

 

マーケティングコンサルタント

 

マーケティングコンサルタントとは、別名PLコンサルタントとも呼ばれます。

PLとは、損益計算書のことを表します。動物病院の損益計算書の各項目を最適化することを得意としており、動物病院の売上や獣医師・動物看護師・トリマーといったスタッフ一人あたりの生産性の向上、最終的には営業利益を向上させることを得意としております。

 

マーケティングコンサルタントに依頼を検討する院長先生の特徴は下記のような悩みを抱えている場合が多いです。

 

  • 動物病院の売上をなんとか維持したい
  • 新患数を増やしたい
  • 動物病院の売上を増やしたい
  • 今の人員体制で生産性を向上させる動物病院の組織にしたい
  • 飼い主の固定客化を強化したい   etc

 

売上やスタッフ一人あたりの生産性の向上、営業利益率を伸ばしたりしたい方はおすすめです。

 

そして、これからの動物病院経営は明らかにどれだけお金を残すかが重要になります。

そういった意味で、もし売上を拡大させたい動物病院の院長先生がおられれば、相談されるのが良いと思います。

 

ちなみにマーケティングコンサルタントを選ぶ際の注意点は2点ございます。

 

 

  1. 動物病院の業界特性に精通しているマーケティングコンサルタントを選ぶ
  2. 動物病院・獣医業界の時流を先回りできるマーケティングコンサルタントを選ぶ

 

ここからは上記に記載した理由を記載いたします。

 

マーケティングコンサルタントを選ぶ際の2つの注意点

 

  1. 動物病院の業界特性に精通しているマーケティングコンサルタントを選ぶ理由について

 

こちらに関しては、正直文字に書くまでもありません。動物病院で売上を維持・もしくは拡大させるためには、スタッフを動かしたり、業界の成功事例をうまく活用することが必要不可欠です。

 

弊社もよく動物病院の院長先生からの相談で、動物病院業界に精通されていないコンサルタントの指導を受けている旨を聞きます。

 

それは、動物病院の売上を維持させたり、向上させるためにコンサルタントを活用するのであれば選択ミスです。

 

そもそもなぜコンサルタントを依頼するのかを明確にして、コンサルタントの種類を選んでいただければと思います。

 

なお、弊社に依頼してくださっている動物病院の院長先生の特徴としては、経営に悩まれている人よりももともとうまく経営されている動物病院の方が多いのが現象です。

 

専門知識を持ったマーケティングコンサルタントと二人三脚で動物病院を運営し、できるだけ早期に自分が実現したい動物病院にしたいという想いが強い方が弊社にご依頼してくださっております。

それでは次にもう一つの理由についてです。

  

      2.動物病院・獣医業界の時流を先回りできるマーケティングコンサルタントを選ぶ

 

ここに関しても大きな理由がございます。

 

正直、春の健康診断を毎年配布したり、何かとクーポンを配布するマーケティングでは在り来たりです。多くの動物病院が取り組まれているのが現実です。

そういった背景があった際、動物病院のマーケティングコンサルタントが発信する情報の鮮度が落ちていると投資対効果は高いとは言えません。

 

そういった背景からも、動物病院の業界のトレンドを先取りし、先回りできるマーケティングコンサルタントを選ぶことが重要になります。

 

では、具体的に動物病院の業界のトレンドを先取りするとはどういったことでしょうか。

それは、簡潔にいうと、動物病院業界以外のマーケティングコンサルティングも実施していることが大切です。

 

動物病院業界に精通していることと、動物病院業界以外のマーケティングノウハウ(社内リソース)があれば、動物病院業界のトレンドを先取りできるので鬼に金棒です。

 

そのためにもマーケティングコンサルタントを検討している場合は、

下記2点を満たしているコンサルティング会社を選んでください。

 

1.動物病院業界に精通しているマーケティングコンサルタントを選ぶ

2.社内で動物病院業界以外のマーケティングノウハウがあるマーケティングコンサルティング会社を選ぶ

 

人事系コンサルタントとは

次は、人事系コンサルタントについて解説いたします。

これは、大きく2つの意味合いが存在します。

 

  1. 従業員の採用に強い人事系コンサルタント
  2. 人事考課制度(評価制度)やスタッフの離反しない組織構築に強い人事コンサルタント

 

人事コンサルタントとは、大きく従業員に出入りに強いかどうかが重要です。

そのため、獣医師の採用と動物看護師の採用、トリマーの採用と清掃スタッフや受付と募集職種が多岐に渡る場合も対応できなければ人事コンサルタントの価値はありません。

 

また、人事考課制度の構築を目的とした人事コンサルタントも存在します。

その際も動物病院の業界背景を把握している人事コンサルタントかどうかが重要です。

 

ここに関しては、社労士さんとも事業領域が被る場合があります。

社労士さんと人事コンサルタントの違いは1つです。

 

獣医師の採用、動物看護師の採用、トリマー、受付、動物看護師アシスタントなどの職種への採用戦略に強いかどうかのみです。

 

社労士さんは基本的に雇用契約書や従業員の残業時間管理、そして、人事考課制度という労務に強いです。

また、動物病院に強い社労士も存在します。

 

もし、人事考課制度や労働環境の改善を検討されている場合は社労士さんをお勧めいたします。

 

しかし、それ以外の獣医師などの採用も強化したい場合は人事コンサルタントに依頼して下さい。

 

その際も、当たり前ですが、業界に精通しており、動物病院業界の採用トレンドを先回りできる人事コンサルタントを選んでいただければと思います。

 

ちなみに、人事考課制度(評価制度)は単に作れば良いものではありません。

評価制度を構築することで、動物病院の業績(スタッフ一人当たりの生産性)に影響を与える人事考課制度(評価制度)でなければならないので、そこも是非押さえて下さい。

 

業務マネジメント系コンサルタントとは

業務マネジメント系コンサルタントは、接客や新入社員研修といった動物病院、獣医療のサービスの質を担保することを目的に活用しなければなりません。

 

正直、ここに関しては、動物病院業界に精通しておく必要はありません。

むしろ、他の一般企業などに研修などをされている講師(業務マネジメント系コンサルタント)が効果的です。

 

また、業務マネジメント系コンサルタントの役割は、院長とスタッフの架け橋の構築が挙げられます。

 

院長先生とスタッフの架け橋となることができれば、動物病院の医療・接客サービスの質が低下することはありません。

 

そういった意味でも是非信頼できそうコンサルタントを選定していただければと思います。

 

財務系コンサルタントとは

財務系コンサルタントは、主に動物病院のBS(貸借対照表)に強いコンサルタントになります。

 

主な業務としては、事業承継や、銀行への融資の利率の交渉といった形になります。

 

また、動物病院業界の場合は、税理士さんが経営コンサルタントを名乗る場合がありますが、基本的には税理士さんもこちらに位置します。

 

財務に強く、お金の出入りや節税対策などにも強い方がほとんどです。

 

もし、税理士さんでもマーケティングの代行業務も含めてできるので有れば、是非お任せして下さい。

 

ただ、注意が必要なのも事実です。

税理士さんの場合、動物病院業界以外でマーケティングの真髄の部分のノウハウに触れる、もしくは把握されている税理士さんは多くはありません。

 

そういった背景もあり、

マーケティングコンサルタントとしての機能である

2.動物病院業界以外のマーケティングノウハウを持っていない税理士さんが多いので、

動物病院業界のトレンドを先回りすることが難しいです。

 

 

以上が経営コンサルタントの種類と活用方法になります。

 

あくまでも動物病院業界では

目的に応じて様々なサービスが充実しております。

 

また、正直経営コンサルタントに依頼することに抵抗がある院長先生が多いのも事実です。

 

しかし、一つだけお伝えさせていただきたいこととしては、

仮にマーケティングコンサルタントを雇ったとして、確実に動物病院の売上が上がるわけではありません。

 

人事系コンサルタントを雇ったとして、必ず獣医師や動物看護師を採用できるわけではありません。

 

業務マネジメント系コンサルタントも同じですし、財務系コンサルタントの場合も然りです。

 

経営コンサルタントという職種は、動物病院の院長先生の右腕として、動き経営のサポートを行う職種です。

 

経営コンサルタントだけに依存する経営体質は非常に危ないですが、利用しないと時間の喪失が大きいのも事実です。

 

これからの時代は行動を起こした動物病院だけが生き残ります。

 

そうなった際に、もしコンサルタントを雇うことで行動が起こせるので有れば、一番良いです。

 

兎にも角にも経営コンサルタントは、動物病院の未来を描くだけで有れば、雇うべきではなく、行動を起こすためのサポートや代行ができる必要があるのです。

 

だからこそ、動物病院の院長先生で経営コンサルタントを雇うか迷われている方は、是非上記の内容を参考にしていただけますと幸いです。

 

 

 

 

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