動物病院で先制医療を実現するためにすべきこと

2018年7月30日 (月)

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動物病院で先制医療を実現するためにすべきこと

 

 

 

 

 

 

 

執筆者:株式会社船井総合研究所

動物病院ユニット

村田悠一

 

 

 

 

動物病院業界では先制医療の重要性が説かれております。

実際、船井総研としても先制医療の重要性を痛感しております。

 

今回は、動物病院で先制医療を実現するために何をしなければならないのかを他業種の事例などを元にお伝えさせていただきます。

 

先制医療とは

 

 

 

先制医療とは、病気の発症前にそれを予測し、あらかじめ予防的な治療を行うことにより 病気の発症を遅らせるための医療行為のことを指します。

 

一般的に動物病院では、病気を早期発見するために定期的に検査などを実施します。

しかし、ここに問題があります。

 

定期的に検査を勧めても、飼い主が納得しなければ検査を受けてもらえないからです。

 

当たり前ですが、通常元気なワンちゃんを動物病院に連れて行こうとは思わないのと同じです。

 

下記には動物病院で先制医療を実現するために必ず押さえなければならない三つのポイントをお伝えします。

 

動物病院業界で先制医療を実現するために必要な三つのポイント

 

 

 

 

ここからは具体的に三つのポイントをお伝えいたします。

大きなポイントとしては、下記3点になります。

 

1.飼い主に納得してもらうだけの情報量

2.徹底できるだけの組織力

3.継続してもらうためのプラン

 

当たり前のことを書くなと思われる方も多いと思いますが、実現するとなると非常に難しい3点になります。

 

では、ここから具体的に掘り下げていきます。

 

 

 

 

重要ポイントその1 飼い主に納得してもらうための情報量

 

 

 

 

 

 

 

飼い主に納得してもらうための情報量についてですが、ここをしっかりされている動物病院が少ないのが現状です。

 

飼い主に納得してもらうために動物病院としてできることは、DMを定期的に配布し、その内容を見てもらうことではありません。

 

むしろ、対面か動画という形で飼い主に情報を提供する必要があります。

 

動物病院において先制医療とは、各犬種ごとに年齢ごとにどういった疾患にかかりやすいのかの情報を提供することを意味します。

 

一般的な動物病院は、獣医師の先制か動物看護師が飼い主に犬種ごとのかかりやすい病気を口頭で伝えます。

そして、獣医師の先生は病気を未然に防ぐために検査を実施しようとします。

 

ただ、ここに問題があります。

 

結局意思決定をするのは飼い主で、飼い主は自分の犬や猫が何歳のことにどういった病気にかかりやすいのかを正確には把握できておりません。

そのため、検査の価値よりも検査費用が大きく感じる傾向があり、なかなか先制医療を勧めようとしても勧められないのが現状です。

 

では、飼い主が先制医療に納得するためにはどういったことをしなければならないでしょうか。

 

それは大きく二つあります。

一つ目は、動物病院として、どういった方向性で治療を勧めているのかを明確に伝えることです。

そして、先制医療とはどういった医療で、それが飼い主にとってどういったメリットがあるのかを視覚的に伝える必要があります。

 

二つ目は、飼い主に納得してもらうために時間を捻出することです。

獣医師の先生が診察台で説明する場合、なかなか質問があっても聞くことができないのが現状です。

 

そして、先制医療に対して、治療方針に対して納得いかない場合は動物看護師に相談すると思います。

 

しかし、動物看護師も日々忙しくしている場合、もしくは先制医療を説明するだけの十分な知識がなければ情報を提供することができません。

 

先制医療を飼い主に納得してもらうためには、そのだけの時間を捻出し、飼い主に納得してもらう必要があるのです。

 

 

 

 

重要ポイントその2 徹底できるだけの組織力

 

 

 

 

 

 

 

 

次は、組織力についてです。

 

動物病院で先制医療を普及させようとする場合、獣医師の院長先生だけの力では厳しいものがあります。

 

その理由は、獣医師の先生は他にも診療に追われ、飼い主が先制医療に対する納得するだけの時間を捻出することができないからです。

 

そのため、動物看護師なのか、他のスタッフが飼い主に対して説明をしなければなりません。

 

そうなると、従業員の協力なくしては実現することができず、動物病院全体として実現することは非常に難しくなります。

 

まずは、先制医療を動物病院内で普及するだけの組織力が必要です。

 

従業員の入れ替わりをできるだけ無くし、動物看護師の知識レベルを向上させ、飼い主に対して説明する内容を徹底してください。

 

そのために必要であれば、従業員とミーティングを繰り返し、どういった取り組みで行うべきか話し合ってください。

 

そういった取り組みの積み重ねが、先制医療の体現へと繋がるのです。

 

 

 

 

重要ポイントその3 継続してもらうためのプラン

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に継続して来院してもらうためのプランの重要性についてお伝えいたします。

 

動物病院で先制医療を実現する場合、予防医療よりも踏み込んで取り組む必要があります。

 

予防として、フィラリアやノミダニの予防をすることは、多くの飼い主が納得しております。そのため、春になると、健康なワンちゃんも動物病院に来院されます。

 

しかし、これは年に1度だから来院しているのも事実です。

 

先制医療の場合、健康な状態の犬・猫でも年に複数回来院してもらい、病気のサインはないか確認する必要があります。

 

しかし、人の医療でもそうですが、健康な状態が続くと飼い主は動物病院に連れて行く必要性を感じません。

 

だからこそ、何かしらのプランがあったほうが動物病院に継続して来院してもらうことができるのです。

 

このように動物病院で先制医療を普及させようとする場合、飼い主にどのように情報を伝えて、どうやって動機付けをするのかが重要です。

 

私は先制医療が普及することで、飼い主のペットの寿命を少しでも延ばすことができればと考えております。そういった意味でも、無料でこういった情報を提供させていただきました。

 

是非動物病院の院長先生も上記三つのポイントを元に実行していただければと思います。

 

皆様の動物病院がますます発展することを祈念しております。

 

 

 

 

執筆者:株式会社船井総合研究所

動物病院ユニット

村田 悠一

 

 

 

 

 

 

 

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